電気圧力鍋を買ったら自炊が革命的にラクになった——3ヶ月使用レポ

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電気圧力鍋を買う前の自分に言いたいこと

「料理の時間が短縮できる」という触れ込みで電気圧力鍋を買う人は多いと思うが、実際に3ヶ月使ってみると「短縮」という表現は少し違うとわかった。時間が短縮されるのではなく、「かけなくていい時間」が生まれる感覚に近い。

普通の鍋で煮込みをするときは、火加減を見ながら鍋の前にいる必要がある。でも電気圧力鍋は材料を入れてボタンを押したら、その場を離れていい。10分後に帰ってきたらカレーができている。この「放置できる」という体験が、自炊を続ける上でかなり重要だと気づいた。

アイリスオーヤマ KPC-MA4を選んだ経緯

購入したのはアイリスオーヤマの「電気圧力鍋 KPC-MA4」、4L容量のモデル。Amazonで9,980円だった。

電気圧力鍋を買うとき候補に挙がるのはティファール、シロカ、パナソニック、アイリスオーヤマあたり。ティファールのCY7000系は30,000円以上する。シロカのSP-4D151は15,000〜20,000円。アイリスは10,000円以下というコスパ最強ゾーン。

初めて電気圧力鍋を使う場合、最初から高価なものを買って「使わなくなった」ケースを複数見ていたので、まず安価なモデルで電気圧力鍋自体と相性を確かめようと考えた。

KPC-MA4のスペック:容量4L(3人家族くらいまで対応)、圧力調理・低温調理・無水調理・炒め調理の4モード、タイマー機能あり、重量3.5kg、消費電力700W。

購入後1週間で作ったもの——正直な感想

最初の週に試したのが豚の角煮。普通の鍋で作ると90分以上かかるが、電気圧力鍋だと加圧30分で完成した(蒸らし時間含むと45分程度だが、その間他のことができる)。味の染み込みが普通の煮込みの2〜3倍速い。脂が柔らかくなって、箸でスッと切れる状態になった。

ただし、最初に少し失敗した。材料を入れすぎて(内鍋の上限ラインを超えた)、圧力が正常にかからなかった。電気圧力鍋は「内鍋の MAX ラインを必ず守る」というルールが普通の鍋より厳格。これだけ注意すれば、操作自体は難しくない。

3ヶ月でよく作るようになったレシピ5つ

1. 豚ばら大根

豚ばら薄切り200g、大根1/2本、醤油・みりん・砂糖・酒を入れて加圧15分。大根に味が染み込む速さが別次元で、普通の鍋だと30〜40分かかるところが15分で同等の仕上がりになる。大根は季節と価格で切り替えるが、冬場は毎週作っている。

2. カレー(ルーなしスパイスカレー)

電気圧力鍋を買って最初にハマったのがこれ。玉ねぎをじっくり炒める工程が普通のカレーの一番面倒な部分だが、電気圧力鍋の「炒め」モードで玉ねぎを20分かけてアメ色にしてから、肉と野菜とスパイス(クミン・コリアンダー・ターメリック・カイエン)を加えて加圧10分。材料費1人あたり250円前後で、市販のカレールーより格段に風味がいいものができる。

3. サバの味噌煮

スーパーで安くなっているサバの切り身を買ったとき(1パック300〜400円)。生姜・みりん・砂糖・味噌・酒と一緒に加圧10分。骨まで柔らかくなって、中骨ごと食べられる。魚の煮物は普通の鍋だと煮崩れしやすいが、電気圧力鍋は蓋をしたまま加圧するので形が保たれやすい。

4. 鶏の丸ごと煮(鶏ガラスープ)

業務スーパーで鶏がらを100円前後で買えることがある。鶏がら・長ねぎ・生姜・水を入れて加圧40分で本格スープが取れる。このスープをラーメンのつゆや、チゲ鍋のベースに使うと味が全然違う。手間をかけずに本格だしが取れるのは電気圧力鍋の大きなメリット。

5. 白米(炊飯として)

意外に活躍しているのが炊飯。炊飯器を持っていなくて電気圧力鍋で米を炊くようになった。2合だと加圧7分(蒸らし10分含む)で炊ける。炊きあがりは電気炊飯器と比べるとやや柔らかめで、もちもち感が強い。好みの問題だが、自分は気に入っている。

電気代は実際どのくらいかかるか

KPC-MA4の消費電力は700W。1時間使った場合の電気代は700W×1時間÷1000×27円(1kWhあたり)=約18.9円。加圧30分の場合は約9〜10円。

週に5〜6回使うとして、平均加圧時間20分と計算すると、週に6円×6回=36円前後。月で150円以下。想定より全然安かった。ガスコンロで長時間煮込む場合のガス代の方が高い場合もある。

置き場所問題——これが一番のハードル

3ヶ月使っていて一番困っているのは置き場所だ。KPC-MA4は横幅29.5cm×奥行27.8cm×高さ29.8cm。炊飯器より一回り大きい。1人暮らしの1LDKでキッチンが狭い場合、これを常に出しておくには場所が必要。

自分はキッチンカウンターの一角を完全に電気圧力鍋専用スペースにした。炊飯器と電子レンジはそのまま残してあり、キッチン家電が3台並んでいる状態。一人暮らしには正直かなりの圧迫感がある。

使わないときは棚に片付けるという方法もあるが、重量3.5kgあるので毎回出し入れするのは面倒。「面倒だから使わない」という状況を作りたくなかったので、出しっぱなしにすることにした。

3ヶ月使って正直なデメリットまとめ

  • 加圧時間+蒸らし時間の合計が意外に長い:「15分で完成」は加圧だけで、蒸らし・減圧を含めると実際は25〜30分かかる場合が多い。急いでいるときは普通の鍋より遅いこともある。
  • 炒め調理はコンロに負ける:「炒めモード」があるが、加熱が弱くてフライパンで炒めるような強火の仕上がりは出ない。炒め物はコンロ、煮込み・蒸し調理は電気圧力鍋と分業するのが正解。
  • 洗い物がやや多い:内鍋、蓋のパーツ(シリコンパッキン含む)、調理によっては蒸し板等、部品が複数ある。パーツを洗う手間は普通の鍋より少し多い。

買うべき人・買わなくていい人

買ってよかったと思う人:煮込み料理が好きだが時間がない人自炊を続けたいが面倒に感じている人一人暮らしで炊飯器を兼用したい人

無理して買わなくていい人:炒め物がメインの人(電気圧力鍋は炒めが弱い)、キッチンが本当に狭い人(置き場所がないと使わなくなる)。

アイリスのKPC-MA4は10,000円以下なので、1ヶ月に外食1回分を節約すれば元が取れる。電気圧力鍋自体が自分の生活に合うかを試すには十分すぎるコスパだった。

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